ドライヤーで髪を乾かしたからと言って、髪が傷むとは限りません。
しかし、あまり強い熱を当てすぎると、髪が傷む元となります。
そこでドライヤーの熱で髪が傷む原因とその予防法、効果的な対処法をご紹介しますから、ぜひやってみてください。
ドライヤーの熱で髪が傷む原因
ドライヤーの熱でどうして髪が傷むのか、その原因を見てみましょう。
・熱変性(タンパク変性)が起きる
髪は内側からメデュラ、コルテックス、キューティクルという成分でできていますが、このうち外側にあるキューティクルは熱ではがれたり傷ついたりしやすいデリケートな部分です。そのために、ドライヤーの熱の影響が出やすくなっています。
これを熱変性(タンパク変性)とも言い、髪のタンパク質が変性状態となり、潤いや輝き、柔らかさなどが失われやすくなります。
ドライヤーの熱による傷みの予防法
ドライヤーの熱による傷みをどうすれば予防できるのか、その方法を見てみましょう。
・タオルドライを丁寧にする
まずは洗髪後のタオルドライを丁寧にやりましょう。
タオルドライである程度髪が乾けば、それだけドライヤーを使う時間が短縮されます。
そうなれば、熱の影響も受けにくくなるでしょう。
特に濡れた状態の髪は熱に弱いので、タオルドライをしっかりしておけば、髪のためにもいいです。
・強温風・弱温風・冷風をうまく使い分ける
濡れた髪の状態では、ドライヤーの強温風で80%くらいまで乾かします。
次に弱温風で100%まで仕上げたり、前髪を乾かしたりします。最後は冷風(クールモード)で髪を冷やします。
熱風を当てすぎると髪の水分が失われ、内部が傷みやすくなりますから、冷風で髪の過度な乾燥(オーバードライ)を防いでください。
ドライヤーの熱で傷んだ髪の修復方法
ドライヤーの熱による影響を防止する方法も大切ですが、すでに傷んでしまった髪はどうすればいいのでしょうか?
効果的な対処法をアドバイスします。
トリートメントで水分と栄養を与え、髪をカットする
ドライヤーの熱で傷んだ髪には、トリートメントで水分と栄養分を補給してあげるのが良い方法です。
しっかり保湿し、タンパク質を補給することで、髪質が回復し、ツヤや潤いが戻ってきます。
あまりに傷みがひどい髪の場合は、カットして次に生えてくる髪に期待するのもありです。
その場合は、当然新しい髪へのドライヤーの当て方に注意する必要があります。
当店でトリートメントをしよう
自分でトリートメントを使って傷んだ髪の修復もできますが、美容室の施術の方が効果が大きいです。
そんな中で当店の髪質改善トリートメントはダメージヘアの悩みに応じたケアメニューを提供しているので、大きな期待ができるでしょう。
まとめ
ドライヤーなどの熱は髪を傷める原因になることがあります。
かといって、濡れたままの状態にしておくのも良くありません。
そこで重要になってくるのがドライヤーの使い方で、使い方次第で髪への影響は最小限に防げるでしょう。
ただ、もし髪が傷んでしまっても効果的な対処法はあるので、気を落とす必要はありません。